キャッシュフローの把握

少なくとも、個人事業主であれば、自分や自分の関係会社のキャッシュフローを把握することは必須だ。
エクセルで一覧表を作るだけだ。

ところが、それすらできていない人がいる。会計事務所に作成を任せることを考えるよりも、自分のためには必要のはずであり、すぐに作るべきだ。
税務申告など税理士に任せるものもあるだろうが、キャッシュフローの把握は、自分でするべきだろう。

メリットは多い。
昨年との比較ができる。異常な数値の把握ができる。支出の把握に漏れを出さないようにすることができる。キャッシュフローのマイナスが分かれば対応策を考えることができる。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2018年03月08日 | Permalink

金儲けは、観念的では(考えているだけでは)実現しない。

金儲けと豊かな生活とは、別物だという前提で。
世の中には、金儲けは簡単だという人もいれば、金儲けは難しいという人もいる。
しかし、金儲けができているかどうかは、実績として明確に出てくるのもので、実績で判断するだけのことだ。簡単か難しいかは、人により違っているだけのことだろう。

金儲けを論ずることは、その人の実績と関係してくるので、難しい。
実績のある人は、妬まれたくないので、あまり表にしない。
実績のない人は、実績を表にしなくとも良いのであれば、どうとでも話せるが、裏づけに乏しいと思われるだろう。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2018年03月06日 | Permalink

時期を選ぶ(待つ)。

不動産を継続して購入していると、バブルに近い頃に購入した物件や経済ショックの時期に購入した物件など、様々あり、その比較ができる。
結論としては、バブルに近い頃に購入した物件は、その後も購入価格を下回っている。
もちろん、賃料収入の範囲で借入金の返済が可能であれば、それを売って処分しなければならないというものではない。賃料収入は、安定してある。
しかし、売却益を求めて成長することを考えるのであれば、購入時期を選ぶ必要がある。
不動産の売却益は、相当に大きくなることがあり、これを利用することは考えるべきだろう。

株式も、基本的な考え方は同じだ。
株式の方が影響を受ける事象は様々であり、変化も早いが。
経済ショックの時期に購入したものは、その後の経済政策で、全般的に値が上がっている。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2018年03月02日 | Permalink

群れない。

昼食時に銀行に出向くとき、仲間と連れ立って食事に出かける、サラリーマンと思しき人の群れを見かける。これに対して、事業者は、群れないのではないかと思う。

群れは、居心地がいいのであれば、それを楽しめばよいが、その制約も知るべきだろう。

群れは、居心地が悪ければ、群れる必要はない。

群れない人の集まる会社の方が効率が良いように思うが、適度に仲間意識が生れる機会は必要だとも思う。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2018年02月27日 | Permalink

仕事内容の決定・変更

多くの人は、仕事内容の決定・変更について、周りの人の影響を強く受けている。しかも、周りの人の範囲は、きわめて狭い。
 学校では、各種の仕事を知る機会がない。そもそも学校の先生は、実社会の経験がないため、教えられない。

結局、仕事内容の決定・変更は、自分で考えなさいという状態だ。
そうなると自分でいろいろ経験してみるしかない。本当は、転職が容易である必要がある。

ところが、多くの人は、仕事の変更は容易でないと思っている。
これは、社会が転職の年齢について厳然とした扱いをするからだろう。
そもそも少しでも良いところがある職場であれば、そこに属しているのが楽である。
一度採用されると、法律でかなり守られている。

しかし、企業であれ個人であれ、全く同じことをしていれば安泰ということはない。収入を維持するためには、常に変化に対応する必要がある。

事業主の矜持(きょうじ)は、ここにある。
雇われている人でも、この矜持を持つ人はいる。

この矜持を持ち、仕事内容の決定・変更を行う必要がある。多くの人は、これが難しいと考えているが、これを実行する必要がある。
特に、自分で事業を立ち上げている人は、親から多くを与えられて安穏としている人を見て、自分の道を明確に意識するべきだと思う。
親から多くを与えられている人も、変化への対応は不可欠なのだから、そのことを考えて、自分の道として明確に意識するべきだと思う。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2018年02月22日 | Permalink

ドグマ(教義)によって考えると間違えるだろう。

日本は人口減少が不可避であり、不動産の需要は減る一方だとし、不動産に全て消極の人がいる。
日本の地価が3分の1になるという本もある。

大きな傾向として、不動産は値が下がるという面があることは否定しない。

しかし、すべての不動産が値が下がる一方だということはない。
 現実に、不動産取引をすれば、すぐ分かることだ。

近時、一戸建てよりもマンション価格が高騰したこともある。

現時点で非常に有利な賃料収入を得ている人も多く、自らの資産状況により、現時点での不動産取得を排除する必要はないと思う。

世の中には、教義のように理屈を振り回す人がいる。しかし、世の中は、それほど単純ではない。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2018年02月08日 | Permalink

世の中の多くの人は、今やっている仕事で手一杯で、新しい試みができない。

世の中の多くの人は、真面目である。
しかし、真面目なのは、今やっている仕事に対してだ。その人がしなければいけない仕事、特に今は仕事になっていないものに対しては、不十分だ(その点では、真面目とは言えない)。

真面目だから、今やっている仕事だけに手一杯になってしまうのか、その点は、不思議だ。

一見して真面目ではない印象があり、しかし、何か新しいことに気がつき、何かやってくる人は、その世界の盟主にとっては、脅威だろう。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2018年01月09日 | Permalink

建物のリノベーション

中小事業者が利用するべき方法だと思う。

中古の物件を取得して、改修した何度かの経験から感じること。

ありあわせの道具材料を用いて自分の手でものを作る(ブリコラージュ)という手法・考え方は、建物のリノベーションに通ずる。

新しい、高層、資本投下のビルとの間で、競争・戦いを続けるためには、ランニングコストで負けないようにする必要がある。

壁、床、天井を張り替えることにより、明るく、新しい印象を作ることはできる。
 
窓の大きさ、ガラスの2重化で、外からの断熱・防音は、かなり向上できる。

床・天井からの音は、防止しにくい。

従前から設置されていたものを新しく取り替える方法ではなく、省く方法をとることで、空間の広がり、現代性を出すことができる。

建物の耐震の問題は残るが、耐震補強を行い、それで個性を出すこともできると思う。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年11月14日 | Permalink

古い建物を利用するとき

日本では、民間で利用する古い建物の価値をあまり認めない。
 銀行も、30年くらいで、0の評価のようだ。

しかし、建築内容が、耐震性も含めて、大いに問題であれば、取り壊しも必要かもしれないが、手を入れることにより利用することも考える必要がある。
 その方が、1から作り上げるよりも経済的だろうと思う。
 今では、昔の家屋のように贅沢な部材を利用できないこともある。

地震を心配するのであれば、平屋で、屋根が重くないことはメリットだと思う。
 耐震補強が可能な場合もあるだろう。

日本家屋の改修のしやすさも考えるべきだと思う。

リノベーションをするときは、建物の中に家財がない状態にすると、家財があるときに考えていた改修とは、また違った改修を考えるようになるものだ。
 不具合が目に付くという面もあるが、建物そのものの根本価値に目が行くようになると思う。
 改修方法も大胆に考えられるようになる。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年11月01日 | Permalink

不動産など大きな財産を売却したとき

不動産など大きな財産を売却したとき、大きな変化は、キャッシュフローが楽になることだ。

収入を、借入金返済、従業員給与、家計、税金、投資に振り向けていけば、余裕はないのが普通だ。
ところが、大きな財産を売却して、現金が入れば、きりきりした状態で、キャッシュフローに頭を悩ませていた状態から、天国に来た状態になる。

楽になれば、それを少しは楽しめばよいと思う。

しかし、大きな財産を売却しているのだから、将来の収入源を減らしたことになる。また、経営の安定度にも影響がある。
したがって、全体を考えるならば、気持ちが緩むことはないだろう。
全体をいかに把握するかが大事だ。損益計算書だけでなく、貸借対照表の変化も継続して把握する必要がある。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年08月25日 | Permalink