リーダーシップは、実際に会うことにより、よりはっきりと分かる。

リーダーシップは、どの仕事でも大事だ。そのリーダーシップは、通信などの間接的方法を通してではなく、直接・実際に会うことの方が伝えやすい。

直接・実際に会うことの方が伝えやすいのは、リーダーシップが、いろいろな人たちとの折衝を、ほぼ同時に行なう中で発揮される、全人格的なものだからだ。
その人の取組みこそが、評価の対象だからである。

リーダーシップのこの性質こそ、中小事業者の使うべき点だと思う。

リーダーシップが大事となる分野は、サービス業の全体だ。対面であれば、リーダーシップは、いつでも必要だ。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年03月28日 | Permalink

オーナーシェフの店

東京の表舞台といえるような店で食事をすると、名古屋の私には、高いと感ずることが多い。

しかし、さほどの商業地でないところにもお店はあり、多くはオーナーシェフの店で、味もよく、こだわりを感ずることも多い。こうした店は、こぢんまりしていて、豪華というものでもない。それでいてお客さんも多い。

オーナーシェフの店は、チェーン店と違い、オーナーシェフの個性で持っている。お客さんも、その個性に引かれているのだろうと思う。

東京は、ふところが深く、個性あるオーナーシェフを探す人たちも多いだろう。また、そうしたオーナーシェフを応援する人たちのつながりもある。

ここに、中小事業者の生きる1つの道が、示されている。
すべての点で、大資本と競争する必要はない。いろいろな要素のうち、どれをどの程度まで満たすかを個別で考えれば良い。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年03月27日 | Permalink

共同経営、企業の提携

それぞれの地域には、そこに根差した企業がある。
 不動産賃貸の会社などは、その代表例だ。

こうした企業に、ビジネス展開の意思・能力があるかどうかは、その地域の発展に大きな影響がある。

名古屋で言えば、昔からの繁華街である栄と、名古屋駅を中心とする名駅とが比較される。
しかし、最近は、名駅の発展が上回っており、差がついてしまった感がある。

この原因は、東京資本が、名駅には進出していることにあるのではないかと考えている。
東京資本が出るにあたっては、昔からの企業との間で、売買・提携があると思われる。

これに対して、栄は、繁華街とは言え、百貨店が何店舗かあるくらいで、働く人に対する施設は少ないように思われる。

ビジネス展開の意思・能力がある企業が、活躍できるかどうかが重要だろう。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年03月23日 | Permalink

生活の要素について、決める順序

どこで仕事ができるか?どこで仕事をしなければならないか?
 この問題は、都心に接近するしかない状況。

勤務時間の長い会社勤めを避けられるか?
 報酬に見合う勤務であり、一定期間の繁忙であれば、まだ良い。そうでない場合どうするか?
  独立することも勧める。 

どこの学校に通うか?
 子供の学校について、どこまでこだわりを持つ必要があるかという問題。

どこで休むか?
 この問題は、まだ選ぶことができる。
 通勤時間の問題が、少子化の原因。

余暇時間に何をするか?
 ネット接続の時間が長時間化している。
 空き時間(通勤、休憩)にスマホを見ている姿は、異常に感ずる。
 空き時間の活用を考えているのであろうが、別の方法を考えるべき。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年03月17日 | Permalink

自分が求める生活スタイル

特定の人と戦っても得るものは少ない。
 
戦う相手は、世の中の機会(ゆがみ、エアポケット)だ。

特定の人とは、協力する。協力するのは、特定の人とだ。
 協力できる人は、選ばなければならない。
 良き人を紹介してくれる人は、大事。

通勤時間を短縮する。
 通勤で疲れない。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年03月16日 | Permalink

異質だが上品

中小事業者は、同質のもので競争しても、大資本に負ける。
したがって、異質で勝負するしかないと考える。
しかし、単なる異質では、魅力に欠ける。上品が求められる。

上品と感ずるのは、主張だけでなく、相手を慮る何かがあるとき。
 浮いていない存在。
 意味のない主張・攻撃を抑制している。

同質であれば、理解されやすいため、上品さを出しやすい。
しかし、同じようなグループの中だけでしか理解されないものではなく、異質でも理解される必要がある。
そのためには、理解する側にも寛容さ・柔軟さが求められる。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年03月15日 | Permalink

いつも考え、実行する項目

金利上昇によりバブルは崩壊する。このため、普段から、金利上昇による負担増加に耐えられる仕組を作る必要がある。

ロケーションによる優位。
低コストによる競争力。
異質だが上品。
自分が求める生活スタイル。

こうしたことをいつも考え、実行すること。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年03月14日 | Permalink

中小事業者の基本的戦い方

本業以外には、コストをかけられない。
 家賃は、低くする。
 高い家賃を負担して、人通りの多いエリアに出店する。高級な店構えにする。という選択肢はありうる。

 新築・新品ではなく、すでにあるものを活用する。

 会計、税務、社会保険、法律問題の処理も低コスト。

本業については、こだわりを持つ。
 本業の強みを、明確にする。

 人件費は、できる限り自動化して、減らす。

 広告は、工夫が必要。

いかなる場面でも、スピードが大事。
 早い方が勝つ。

職住近接。
 交通費、時間の節約。

生活を楽しめるエリアを、選択する。
 生活スタイルを考え直す。
 歩いて暮らす。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年03月13日 | Permalink

代官山

新・都市論TOKYO(隈研吾・清野由美)では、汐留、丸の内、六本木ヒルズと比較して、代官山が取り上げられている。

代官山は、決して中小事業者ではないが、汐留などと比べれば、大きくはないといえるだろう。

代官山で暮らしたり、仕事をしている人たちのコメントを、雑誌などで読むと、ヒルサイドテラスは、高層でないことから、空の広がりを感じているようだ。

NHKの番組「ブラタモリ」ではないが、「代官山は、どうしてそのような街になったのか?」は、関心のあるところであり、それを研究した文献もある。

代官山から中目黒の方に降りてくると、さらに中小事業者は増えてくる。

名古屋で考えると、名古屋駅周辺が、巨大・高層・大資本ビルのエリアである。これに対して、代官山・中目黒に相当するのは、覚王山、池下、長者町かなと思われる。
栄は、もともとは、巨大・高層・大資本ビルのエリアであったのだろうが、現在では、名古屋駅周辺の方が、巨大・高層化している。

新・ムラ論TOKYO(隈研吾・清野由美)もあり、「ムラ」のあり方について、下北沢、高円寺、秋葉原などが、検討されている。

名古屋では、新・都市論TOKYOと、新・ムラ論TOKYOの、2つの本で紹介されているような対比は、難しい。「ムラ」といっても、東京の「ムラ」は、名古屋よりもはるかに店が集積している。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年03月10日 | Permalink

社会の中で、大と小は、どのように共存しているか?

新・都市論TOKYO(隈研吾・清野由美)135頁に、熊(ならずもの国家)と、ナイフしか持っていない人とを対比する話が紹介されている。
この話は、いろいろな分野で使えると思う。

巨大・高層・大資本ビル 対 中小ビル
チェーン店系・大資本飲食店 対 個人店舗
東京の大法律事務所 対 中小法律事務所
スタンダード 対 サブカルチャー

それぞれの分野で競争があり、簡単には一括りにできないが、分野ごとに比べてみることにより、違いもあるが、共通する点もあることに気がつく。

一般的には、大きい方が強い。

大きい方が、良いイメージがあるだろう。
集積され、効率的。
できあがったスタイル。
洗練され、余裕がある。
豪華でセレブ。

しかし、マイナスのイメージもある。
均質性のため、面白みに欠ける。
コンクリートなど、無機質な世界。
気取った雰囲気。
コストがかかり、高価。

中小事業者の方でも工夫しているところも多い。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年03月09日 | Permalink