現在のアートが直面している問題点の原因
現在のアートが直面している問題点は、次の点に原因がある。
芸術大学での教育が、お客さん志向でないこと。
美術館での収集展示も、お客さん志向でないこと。
「売り絵を描いてはいけない」という昔からの言い伝えが影響しているのか、芸術大学も美術館もお客さんに向いた考え方をとっていない。
その結果、多数の美術作品が蓄積されているというのに、ほとんど利用されていない状況になっている。
アートは、多くの人にとってあまり意味がない状況となっている。
そもそも多くの人を対象にする必要はないかもしれないが。
結論として、美術作品というのは、その人がどのような関係にあるかにかかってくるように思われる。
具体的には、その人の親族が描いたものであったり、その人が所有していたりという関係があることで、初めてアート作品はその人の意識に上がってくるように思われる。