事業主の心意気

中小事業者は、自分なりの収益の得方(モデル)を持っていて、それを心密かに実行していくのが良い。
逆に、中小事業者は、自分なりの収益の得方(モデル)がないと、自信が得られず、不安定だろう。

世の中の専門家と言われる人は、その世界では第一人者であるかもしれないが、自分自身の自戒もこめて、意外に世界が狭いことが多い。その自覚があれば、まだ救われるが、何でも判断できると思っている人も多い。
たとえば、裁判官は、資金繰りをめぐって金融機関と交渉したことは、普通ないだろうと想像できるが、弁護士でも、その経験が全くない場合も多い。
資金繰りに苦労した中小事業者から見ると、資金手当てについて、法律の専門家だから、普通に分かるだろうと考えがちだが、意外にそうでないと気がつくだろう。

こんなとき、どうするか?
必要な限度で説明しなければならないが、おそらく本当の深いところは、分かってもらえない。

中小事業者の自分なりの収益の得方(モデル)も同じで、その苦労は、なかなか分かってもらえない。

したがって、中小事業者は、世の中の専門家と言われる人も含めて、いろいろな立場の人から、いろいろ言われるだろうが、自分なりの収益の得方(モデル)を密かに持って、それを実行していくことになる。そして、収益を得て、自分が必要と考えることに遣っていけば良い。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年06月02日 | Permalink