仕事内容の決定・変更

多くの人は、仕事内容の決定・変更について、周りの人の影響を強く受けている。しかも、周りの人の範囲は、きわめて狭い。
 学校では、各種の仕事を知る機会がない。そもそも学校の先生は、実社会の経験がないため、教えられない。

結局、仕事内容の決定・変更は、自分で考えなさいという状態だ。
そうなると自分でいろいろ経験してみるしかない。本当は、転職が容易である必要がある。

ところが、多くの人は、仕事の変更は容易でないと思っている。
これは、社会が転職の年齢について厳然とした扱いをするからだろう。
そもそも少しでも良いところがある職場であれば、そこに属しているのが楽である。
一度採用されると、法律でかなり守られている。

しかし、企業であれ個人であれ、全く同じことをしていれば安泰ということはない。収入を維持するためには、常に変化に対応する必要がある。

事業主の矜持(きょうじ)は、ここにある。
雇われている人でも、この矜持を持つ人はいる。

この矜持を持ち、仕事内容の決定・変更を行う必要がある。多くの人は、これが難しいと考えているが、これを実行する必要がある。
特に、自分で事業を立ち上げている人は、親から多くを与えられて安穏としている人を見て、自分の道を明確に意識するべきだと思う。
親から多くを与えられている人も、変化への対応は不可欠なのだから、そのことを考えて、自分の道として明確に意識するべきだと思う。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2018年02月22日 | Permalink

ドグマ(教義)によって考えると間違えるだろう。

日本は人口減少が不可避であり、不動産の需要は減る一方だとし、不動産に全て消極の人がいる。
日本の地価が3分の1になるという本もある。

大きな傾向として、不動産は値が下がるという面があることは否定しない。

しかし、すべての不動産が値が下がる一方だということはない。
 現実に、不動産取引をすれば、すぐ分かることだ。

近時、一戸建てよりもマンション価格が高騰したこともある。

現時点で非常に有利な賃料収入を得ている人も多く、自らの資産状況により、現時点での不動産取得を排除する必要はないと思う。

世の中には、教義のように理屈を振り回す人がいる。しかし、世の中は、それほど単純ではない。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2018年02月08日 | Permalink

世の中の多くの人は、今やっている仕事で手一杯で、新しい試みができない。

世の中の多くの人は、真面目である。
しかし、真面目なのは、今やっている仕事に対してだ。その人がしなければいけない仕事、特に今は仕事になっていないものに対しては、不十分だ(その点では、真面目とは言えない)。

真面目だから、今やっている仕事だけに手一杯になってしまうのか、その点は、不思議だ。

一見して真面目ではない印象があり、しかし、何か新しいことに気がつき、何かやってくる人は、その世界の盟主にとっては、脅威だろう。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2018年01月09日 | Permalink

建物のリノベーション

中小事業者が利用するべき方法だと思う。

中古の物件を取得して、改修した何度かの経験から感じること。

ありあわせの道具材料を用いて自分の手でものを作る(ブリコラージュ)という手法・考え方は、建物のリノベーションに通ずる。

新しい、高層、資本投下のビルとの間で、競争・戦いを続けるためには、ランニングコストで負けないようにする必要がある。

壁、床、天井を張り替えることにより、明るく、新しい印象を作ることはできる。
 
窓の大きさ、ガラスの2重化で、外からの断熱・防音は、かなり向上できる。

床・天井からの音は、防止しにくい。

従前から設置されていたものを新しく取り替える方法ではなく、省く方法をとることで、空間の広がり、現代性を出すことができる。

建物の耐震の問題は残るが、耐震補強を行い、それで個性を出すこともできると思う。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年11月14日 | Permalink

古い建物を利用するとき

日本では、民間で利用する古い建物の価値をあまり認めない。
 銀行も、30年くらいで、0の評価のようだ。

しかし、建築内容が、耐震性も含めて、大いに問題であれば、取り壊しも必要かもしれないが、手を入れることにより利用することも考える必要がある。
 その方が、1から作り上げるよりも経済的だろうと思う。
 今では、昔の家屋のように贅沢な部材を利用できないこともある。

地震を心配するのであれば、平屋で、屋根が重くないことはメリットだと思う。
 耐震補強が可能な場合もあるだろう。

日本家屋の改修のしやすさも考えるべきだと思う。

リノベーションをするときは、建物の中に家財がない状態にすると、家財があるときに考えていた改修とは、また違った改修を考えるようになるものだ。
 不具合が目に付くという面もあるが、建物そのものの根本価値に目が行くようになると思う。
 改修方法も大胆に考えられるようになる。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年11月01日 | Permalink

不動産など大きな財産を売却したとき

不動産など大きな財産を売却したとき、大きな変化は、キャッシュフローが楽になることだ。

収入を、借入金返済、従業員給与、家計、税金、投資に振り向けていけば、余裕はないのが普通だ。
ところが、大きな財産を売却して、現金が入れば、きりきりした状態で、キャッシュフローに頭を悩ませていた状態から、天国に来た状態になる。

楽になれば、それを少しは楽しめばよいと思う。

しかし、大きな財産を売却しているのだから、将来の収入源を減らしたことになる。また、経営の安定度にも影響がある。
したがって、全体を考えるならば、気持ちが緩むことはないだろう。
全体をいかに把握するかが大事だ。損益計算書だけでなく、貸借対照表の変化も継続して把握する必要がある。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年08月25日 | Permalink

企業が給料を上げられないのは、当然のことだ。

裁判官は、基本的に、給料は従業員の同意がなければ下げられないとする。
したがって、会社(事業主)は、給料をいったん上げたならば、それに拘束されてしまう。
逆に、給料は、上げなくとも、法律違反ではない。

給料を上げると、社会保険料の事業主負担も上がってしまう。
 社会保険料が上がっていれば、給料が少し上がっても、従業員の手元に残るものは、少なくなる。

こうした状況の中では、給料を上げられないのは、当然のことだ。

もちろん、給料を上げないと、人手を確保できないということはありうる。
しかし、無人化は、今後さらに進むであろうし、従業員を使わなければならない仕事について、根本から見直してみる柔軟さが必要だろう。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年08月18日 | Permalink

問題は、ヒマにある。

問題は、正直に申し上げれば、暇なのだ。
自由になる時間で何をするべきかを考えなければならない。うまくいっている企業の経営者は、おそらく同じように暇だろう。

そこで、時間の使い方が問われる。何かを考え実行した時、すぐに効果が現れることもあるが、根本の問題の場合、結果が現れるのにある程度の時間を必要とする。その時間は数年かかることもある。追求、検証にはかなりの辛抱が必要となる。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年07月07日 | Permalink

資金繰りの事だけを考えていないか。

苦しければ、資金繰りを考える。普通であっても、資金繰りを考える。しかしキャッシュフローが楽になったらどうか。楽になった先に何があるのか。

そこでは、暇、時間ができたときに何をするかという問題が起きてくる。パートナー、友人の希望するところを確かめ、そこから何をするべきかを調べていく必要がある。
これは現実を出発点とする考え方である。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年06月30日 | Permalink

住居の移転

たとえば、仕事をする場所を名古屋と決めたとき、住居も名古屋に移すべきと考え、名古屋で住まいを探す。

この感覚は、普通だと思っていたが、そうでもないことに後で気がつく。
 生まれ育った場所に自宅があると、勤務地と離れていても、そこから通勤する。

しかし、戦国時代の大名、豪族は、領地の拡大に伴って城を移している。

住まいは、もっと戦略的に選ぶべきだ。
 引越しをおっくうに思ってはいけない。

震災の後、被災者に、故郷に戻りたいという気持ちを述べさせるテレビのシーンは多い。
 戻ることを応援して当然とする風潮がある。戻りたいと思うのが、人情と考えている。

しかし、どこで新しい生活をスタートさせるのが良いかという判断について、検討するテレビのシーンは少ない。

情緒的になり、判断を間違えている人が多い気がする。
もっと住居の情報を集め、主体的に考えるべきだ。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年06月21日 | Permalink