文書の整理

法律相談を受ける依頼者の文書の整理を見ていると、気がつくことがある。
裁判所から送られてくる文書は、パンチで穴を開けて閉じることが憚られると考えるのか、透明なビニールの袋に入れて保管しているケースがよくある。
しかしこうした保管の仕方では、その文章を見ようとするとビニールの袋から出してページをめくるしかなく、それでは読むスピードが相当に落ちてしまう。また文書にメモをしようとする時も、いちいちビニールの袋から出さなければならず、この点でも効率が落ちる。
紙の文書は、パンチ穴を開けてフォルダーで保管することが効率的であると思う。
次に、フォルダーに綴じるにしてもどのような順序で綴じるのかが問題となる。
複数の人がそのフォルダを使うのであれば、文書を綴じる体系が共有される必要がある。どのような体系で綴じるのかは、その組織の効率に影響してくる。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2021年02月03日 | Permalink

一瞬でとらえる練習

絵を見るとき、直径3ミリの筒で見ることはない。絵は全体を一瞬で見ることができる。  
これと同様に他のものも一瞬でとらえるという練習はした方が良い。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2021年01月29日 | Permalink

ペーパーレスは、何を意味するか?

ペーパー上にある情報は、物として手作業で位置づけができる。
この意味は、手で考えることができると言うことである。これは紙に慣れた世代の古い習慣かもしれないが、手を動かすことによって、考えをまとめることができる面はあると思う。
ペーパーレスは、こうした「手で考える」という手法とは別の能力が求められるだろう。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2021年01月25日 | Permalink

現物を中心に考える。

ものだけで組み立ててみる。
利用しているソフトは、含めてもいい。
人間が生きるときは、食べるものも、着るものも、住まいも、ものである。
お金は、貯めたり、交換するときに必要であるが、お金そのもので生きることはできない。
一度、お金で評価することをやめて、ものだけで生きるための環境を考えてみると良い。

マルクスは、「商品」には2つの顔があると指摘している。1つは「使用価値」であり、もう一つが「価値」だという。(100分de名著 資本論28ページ)
しかし、言葉の付け方としては、「使用価値」が「価値」の中に含まれるような表現であり、変だろう。
「使用価値」が、効用であるのに対し、「価値」は、評価だと言える。
物事を見る場合、まず効用に着眼して組み立ててみるべきだと考える。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2021年01月19日 | Permalink

資産効果のない株高

株が高くなったからといって、財布の紐を緩めるのか?
不況下の株高は、マネーの価値が下がっていることを意味する。
マネーの価値が下がっていることを感じるならば、少しでも価値があるものを選択するだろう。株式でも、流れに乗ったものと乗っていないものが出てきており、企業評価の2極化が進んでいるのは、このためだ。
そこには選択があり、やみくもに財布の紐を緩めることはないだろう。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2021年01月13日 | Permalink

数値で決めると言うのはどういうことか?

数値で決めると言う事は、結果で決めると言うことだ。結果が出るまでの努力が相当あっても、結果が出なければ、努力が反映されることはない。
このことは競争社会では、当然のことであると受け止められるだろうが、現実の社会では、極めて酷なこととして受け止められるだろう。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2020年12月04日 | Permalink

努力すれば報われるか?

多くの人は、相当な努力をしたときは、何らかの見返りを求めるものだ。
しかし、現実の社会では、努力したからといって報われるものではない。
これは自分が努力した以上に、他の人が努力した場合、その人が成果をとってしまうので、自分の努力が報われない結果となる。このことは競争社会では、当然のことであると思うが、学校教育の中では教えられないことなので、多くの人は理解していない。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2020年11月30日 | Permalink

本の中身を限定しながら読む。

本は出版される全冊数を読むことはできない。
1冊の本の全部を読むことすら困難だろう。
本は読むことに目的があるのではなく、本を読んだ結果として何か行動を起こすことに意味がある。したがって、1冊の本ですら読むことだけに時間を費やすことはできない。
こう考えてくると、1冊の本の読むべき場所を何らかの方法で限定しなければならなくなってくる。
読むスピードを上げて全部を読むという道もあり得るが、普通の人には、何か行動を起こすことを考えながら、同時に速読する事は難しいと思う。
限定の仕方は、厳密な方法を決める必要はなく、ざっくりしたものでいい。
気分次第で選べばいいし、全体の構成を考えながら選んでもいいし、たまたま読んだところを神様から与えられたものだと考えてもいい。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2020年11月09日 | Permalink