5 日本

 日本の美術は、何が受け入れられてきたかという観点から見たとき、次の特色がある。これは、強い現世志向があるからではないかと思う。
(1)装飾
  金箔と緑色を基調とした色彩上の装飾
  強調 ex金剛力士立像
  技術を明確に出した装飾
  (外形的な強調から内面へと向かう過程は、碌山に見ることができる。)
(2)わび                 
  装飾過剰に対する批判         
  装飾をはぶく中に精神性を見つける
   リアリズムに結びつく、無著菩薩立像
(3)奇想
  大胆な構図、デザイン性、遊び


投稿者名 管理者 投稿日時 2011年11月30日 | Permalink

3 自由

 歴史は、○○(いろいろな事柄を入れることができる)からの自由を見つけることの積み重ねといえる。人間は、生物として寿命があり、この点では自由ではない。
 しかし、人間は、有限である寿命の中で、いろいろな自由を見つけ、生きてきた。そして、自由の中で遊びが生まれてきたと言える。
 自由を制限するものは、?生物的なもの、?物理的なもの、?考え方・精神に属するもの、がある。
 分類すれば次のように位置づけられる。

  ハード 内界 1
      外界 2

  ソフト 3


投稿者名 管理者 投稿日時 2011年11月30日 | Permalink

2 日本のアートは、周縁に存在する。

 アートの世界は、ヨーロッパとアメリカで展開されており、作品もそこに集中し、理論もそこで成立している。
 したがって、日本のアートには歴史があるとはいえ、周縁に存することは否定できない。このため日本のアートが欧米で受け入れられるためには、独自の工夫が必要である。
 日本のアートが欧米で受け入れられたケースとしては、次のものがある。
  浮世絵
  具体美術協会
  村上隆
 具体美術協会に参加した作家は、アンフォルメル評論家ミッシェル・タピエ(フランス)が高く評価したことにより、国際的に知られるに至ったといえる。アンフォルメルは、当時、アメリカの抽象表現主義と美術のヘゲモニーをめぐる闘争をしていたことから、日本に、当時、同時発生的に生まれていた「具体」の活動に着目した面が強いようにも思われる。


投稿者名 管理者 投稿日時 2011年11月30日 | Permalink

 アンゼルム・キーファーの成功に関し、「ボイスとは異なり、アメリカ美術―偉大なる抽象表現主義を今日的に捉えんとするキーファーの戦略もあるのだろうか。」との記述がある(現代美術ウォーホル以後 38頁)。


投稿者名 管理者 投稿日時 2011年11月30日 | Permalink