37 その他

ジョルジョ・モランディ(1890ー1964)は、16歳のとき、父の経営する会社で働き始めるが、絵画への関心が高まり、17歳のときボローニャの美術アカデミーに入学した(「ジョルジュ」236頁)。

草間彌生(1929ー  )は、格式高い旧家に生まれた。 広大な土地で種苗業及び採種場を営んでいた。
 祖父は、事業に政治にと活発な野心家であり、その娘が母、父はその家の婿養子であった。資産家であった家は、地元の画家のパトロンになったりもして、美術には一定の理解がある家庭ではあったが、草間自身が画家になることとは、まったく別の話であったと言う(「無限の網」55頁)。
 母は、草間が絵を描くことにものすごく反対した。
 父は、草間が絵ばかり描いていても少しも怒らなかった。
 最初に絵の道具を買ったのも父であった(同64頁)。


投稿者名 管理者 投稿日時 2011年12月01日 | Permalink