カウズ ディオール ぬいぐるみ

美術作品の変化を強く感ずる。
カウズは、ストリート系の現代美術作家だが、ディオールとコラボレーションして、2体のぬいぐるみ(各500体)を作っている。
ぬいぐるみは、コンパニオンの変形バージョンだと思われるが、平面ではなく、ぬいぐるみであり、触ることができる。
YouTubeで、ヒカキンが2体を取り出し、両手に持つところまでが、動画になっていた。
現代美術作家は、自分だけで作品制作を完結せず、コラボし、さらに別の人がそれを動画で展開する。
こうした展開こそ、現代を感ずる。
一人の作家が、油絵なり彫刻を制作し、自分の世界に閉じこもっているのとは大きな違いだ。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2020年06月02日 | Permalink