中古物件の取得と新築

1 中古物件を取得して不動産賃貸業を行うにあたり、感じるのは次のとおり。
(1) 専門家が関与し、標準の仕様で建築された物件は、工夫されるべき点は工夫されており、十分利用できる。
(2) 構造上の欠陥の有無は、重要な問題であるが、外形上で一応の判断をするしかなく、施工上の問題までを追及するのは限界がある。
(3) 収益性に関しては、既にテナントが入居しており、一応の収益性は判断できる。もちろん収益性を上げるためのダミーのテナントという場合もあるかもしれないが、テナントの資料で判断するしかない。

2 新築により不動産賃貸業を行うにあたり、感じるのは次のとおり。
(1) 自分なりの工夫を反映させることはできる。しかし、それが良いことなのかどうかは経験を積まないとわからない。
(2) 構造上の欠陥に関しては、業者、監理者を選ぶことである程度は解決できるだろう。
(3) 収益性については、ロケーション、景気などである程度の見通しは持てても、確信はできないだろう。これは経験を積んでも、あまり変わらないのではないかと思う。

3 中古物件が売却に出される理由がわかることはアドバンテージとなる。売り急ぐならば、価格は下げざるを得なくなる。


投稿者名 管理者 投稿日時 2012年02月17日 | Permalink