自分のすべてのキャッシュ・フローを表計算ソフトで一覧にすると、将来の改善効果を把握しやすい。

事業を運営する中で、いろいろな不安が生じる。その不安は、金銭的なものだけでなく、人間関係など非金銭的なものも多い。
しかし、金銭的なものだけでも表計算ソフトで全体を把握していれば、過度の不安に陥る必要はないことに気がつく。
何かの課題をいつ改善すればいつ頃どうなるかを把握していれば、落ち着けるだろう。

そのためには、自分のすべてのキャッシュ・フローを表計算ソフトで一覧にすることが有効だ。
自分のすべてのキャッシュ・フローを落とし込み、自動計算されて、総合計して、いくらプラスかマイナスかを把握できるようにしておくと、ある数値が改善されたとき、総合計に反映される金額がわかる。

また、自分の収益の柱ごとに、キャッシュ・フローを整理し、把握すると良いと思う。
そうすることにより、部門ごとの金額がわかり、自分の直感的把握と比べることができる。

その上で、経費の削減によりキャッシュ・フロー上の効果はどうなるか、資産の売却により借入金を返済することで、キャッシュ・フロー上の効果はどうなるかなど、表計算ソフトで数値を動かしてみると、気がつくことが多いはずだ。

税務・会計的な収益の把握も別途必要であるが、キャッシュ・フローを先ず把握することは重要だと思う。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2016年08月29日 | Permalink