帝政(皇帝)と共和政(元老院)

 塩野七生さんのローマ人の物語の中で展開されるテーマの1つとして、皇帝と元老院の関係がある。独裁と民主主義も同様の問題と言って良いと思う。
 平常時と緊急時の場合分けをして、その是非が議論されるところである。
 しかし、この問題は、正解のないものだろう。
 客観的に、この場合はこうするのが最善であるという特効薬のようなものはないと思われる。
 自分が、能力のある心情の良い人間であると考えるならば、秘かに自分の目標に向けて努力するべきであるというくらいしか言いようがない。このような人々が、「テーブルを囲むような協議もなく進められる『たくらみ』」(アクエリアン革命、マリリン・ファーガソン著2頁、堺屋太一氏の序文)によって連携することにより、事が実現するのだと考えている。


投稿者名 管理者 投稿日時 2010年12月13日 | Permalink