金融機関の論理を理解しよう。

 金融機関との付き合い方は、大事な点だ。
 付き合い方といっても、何かテクニックめいたものがあるというよりも、金融機関の論理を理解し、それに応ずることが基本だと思う。
 たとえば、返済条件の変更は、その原因として何かの変化があると考えられる。その変化が修正されない段階で、これと齟齬がある融資を求めても、通らない。当たり前の論理だと思うが、融資を受けている立場からすると、別の感覚となることがある。
 返済条件の変更について、これまで他の融資案件よりも、早めた返済条件であったものを、他の融資案件と同じ条件に変える場合、借主は、返済条件を普通に戻しただけという感覚になる。
 しかし、そもそも、早めた返済条件で融資を決めているというのは、それで返済できるという判断がなされているのであり、その返済条件を変更するというのは、その原因があるのであり、それは否定できない。
 融資を受ける立場でなく、融資をする立場の視点を確立する必要がある。


投稿者名 管理者 投稿日時 2013年10月23日 | Permalink