過去の記録をどこまで残すか?

過去の記録は、先祖の苦労として子孫に読んで欲しいためである。
しかし、どの範囲で残すかは、常に葛藤を生じる。誰しも保管を仕事として生きているものではない。本来の仕事の傍らで判断し、保管しなければならない。
どの記録を残したら良いのかという点について、現在の時点ではわからないことも多い。
しかし、記録が多すぎても読まれることはないため、制限は必要である。
時間をおいて整理し直すことは必要だと思う。
しかし、そのときどのように考えて保管したかということも重要な場合もある。
保管場所の問題はいつも生じる。
しかし、紙ベースで保管をしなければならない時代は過ぎ去るだろう。電子空間であれば、スペースの問題は、まずないだろう。
ただし、物そのものが持つ歴史的存在感は、重要である。物として残すことも考えるべきだ。
記録は、自分だけで利用するものではない。後継者と共同利用してこそ意味がある。
しかし、時空を超えて、子孫・後継者と共同で利用することもありうる。
記録は、データとしての意味合いのものもある。
預金通帳は、電子化されれば、保管のためのスペースは不要だ。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2020年09月28日 | Permalink