子弟の就業先

 親が自分の子弟を自分の会社に入れる前に、修行として、どこか別の会社に入れることがある。
 こうした場合、自分の子弟を預かってもらう先としては、どんなところが良いのだろうか。
 自分の会社の業界について勉強させるために、同業で、それなりの規模・組織があり、学ぶべきところがある会社を考えることが多いのではないだろうか。
 この場合、子弟が入社した会社の周囲の人たちが、その子弟をどのように扱うかは注意した方が良いところがある。普通の人と同等に厳しく接するよりも、お客さん扱いで甘やかすことがあるようにも聞く。自分(親)と入社させる会社の経営者とが十分に理解し合っている場合でも、いつもその経営者が子弟を見ていられるものではないから、どうしても先輩、同輩の人たちとの関係の中で甘えが出るようである。
 甘えの中で仕事をして、それがあたり前になってしまうことは、その子弟にとって不幸である。


投稿者名 管理者 投稿日時 2008年07月30日 | Permalink