読書

 どのような本を読むかは、自分の年齢と共に変化している。
 学生時代は、学校で使う教科書(基本書)を読む必要があったが、同時に小説も読んだ。
 ところが社会に出て仕事をするようになると、仕事上必要な本以外に、経済書を読むようになり、小説(フィクション)は少なくなった。
 そのうちに歴史に関する本に興味が出てきた。いつも自分を誰かの立場に置いて読む。
 読む本に変化を生ずるのは、誰かの影響である。身近な人からの勧めもあるし、何かの本やネット上での紹介の場合もある。興味を限定せず、素直に読み始めてみると意外な展開があるものだと思う。
 経験を積むにつれ、著者と自分との比較ができるようになると、おもしろいと思うようになる。
 50歳を越えて、読むことに疲れを感ずるようになると、読む本を選択するようになり、また、全てを読むこともしなくなった。本の内容が予想できるようにもなる。
 最近感ずるのは、本は何かの実行に結びつけなければ意味はないと思うようになったことだろう。読むことが目的ではなく、読んで気付き、実行し、自分が成長することが目的だと思う。
 弁護士の立場からは、実行に結びつけている人が、成果を出していると思う。


投稿者名 管理者 投稿日時 2012年03月26日 | Permalink