子育てを行うのは誰か。

 母親も働く時代になったとはいえ、子と接する時間が一番長いのは、母親だろう。したがって、子(孫)がどのように育つかについて一番影響を与えるのは、母(嫁)であろう。
 父親の立場として、子育てを母親(妻)に委ねることができるかどうかは、実は大きな問題であり、離婚の際などに問題が明らかになってくることが多いと思う。
 親権者(養育監護権者)がどのように決められるかは、ここでは述べないが、躾ができない親に子育てをまかせたくないという気持ちを聞かされることが多いように思う。
 子が家から離れて生活するような年齢になって、初めて気がついたことは(お恥ずかしいが)、男親にとって結婚とは、子育てをまかせる人を決めることだったということである。父親として、それなりに子と接してきたし、それなりの影響を与えたとは思うが、母親の影響とは比べようがない気がする。父親は、子に対する知識も観察も会話も断然少ないのであり、これはいかんともしがたいところがある。
 父親としては、子が何か尋ねてきたときに備えて準備するしかないのではないかと思う。
 このような親子の関係は、今度は、孫との関係でも当てはまることとなる。子がどのような結婚相手をどのように見つけるのかという点について、なすすべがないのだろうかと考える。自分の時代とは異なっていると思うが、自分にとっては初めての経験であり、経験者の話を聞きたいところである。


投稿者名 管理者 投稿日時 2011年06月22日 | Permalink