作家が見直されるとき

 世のマネーは、色々な動きをする。
 オークションを見ていると、多くは、すでに評価された作家であることが多い。新しい作家が、紹介を兼ねて出品されることもあると聞くが、落札結果は悲惨なこともあり、出品は、すでに評価された作家の作品へと傾く。したがって、マネーは、一部の作家へ集中する。これがマネーの基本的な動きだろう。
 しかし、マネーが増えているとき、作家の掘り起しが出てくる。美術館クラスの作家の作品は、すでに美術館に収まり、出てこないことが多いだろうが、それでも何らかの理由で注目されるとき、その周辺の作家にも注目が集まる。マネーは、こうした時、その作家に向かう。


投稿者名 管理者 投稿日時 2013年07月12日 | Permalink