返事は、返事を受ける人が返事と認識して、はじめて返事となる。返事のできない人は、この点がわかっておらず、コミュニケーションそのものがわかっていない人である。 返事のできない人は、逆の立場(返事を受ける立場)を経験しているはずだと思うが、基本的に共同作業をしたことがないのか、「返事がない」ことの不都合を理解していない。 
 なぜ返事ができないのか、その理由が不明のことがある。何か不満があるのかと思うが、心当たりがなく、育てられ方の問題なのかと考えてしまう。 
 どのようにしたら、返事をしてもらえるのか。基本的問題すぎて処方箋もないのかもしれない。そのような人は採用しなければ良いと言われそうだ。確かに、試用期間中に、このような問題点は発見できるだろう。 しかし、不幸にして採用した後にこのような事態に遭遇した場合、コミュニケーションをとる努力を続ける必要がある。また、その人の評価、査定で差をつけるべきだろう。


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