組織で活動する場合、各人の担当分野を明確化し、その分野についてある程度の責任をもってもらうことになる。この場合、各人は自分の担当分野に専念し、それが組み合わされることによって、効率的に、整然と仕事が進められることを目的とする。ある程度、全体を見渡す役割の人も決めるであろうから、分野ごとの横の連携も考えて進めるだろう。非常にうまく行くはずである。
 しかし、そうでないことも多い。横の連携を考える役割の人を決めても、関係者の全ての状況を把握することは困難だろう。
 したがって、組織の中のコミュニケーションについて、考えなければならず、その能力をいかに高めるかを工夫する必要がある。各人がその担当分野に忙殺されると余裕がなくなり、全体に目が届かなくなるため、コミュニケーションの役割は重要になる。


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