全体の利益がわからない人
参加者個々の平等を重視するあまり、参加者全体の利益が減少していることは、よくあることだ。
参加者の数が多い場合、全体の利益が何なのかわかりにくいことがあり、また、全体の利益が参加者個々の利益として、下りてこないと、全体の利益が自分の利益とは考えにくいこともあるだろう。
人間は、全体の利益よりも個々の平等など身近な事柄の方に目が行ってしまうので、全体の利益がはかられないことがあることは、やむをえない面もあると思う。
したがって、全体の利益をはかることを考える人は重要な人だと思う。本来、国家レベルで、このような人を大事にしなければいけないのだろうが、全体がわからないこともあって、なかなかそうなっていないのかもしれない。
しかし、少なくとも身近なグループ、家族の中では、全体の利益を考える能力のある人は重要だろう。