「子孫のために美田を残す」は、当然の事柄であり、正しい考え方である。
 「子孫のために美田を残さず」でやっていける子孫であれば、美田があっても、なくてもなっていける。むしろ、美田があった方が、よりやっていける。
 問題は、「子孫のために美田を残さず」でやっていけない子孫のためにどうするかなのである。
 歴史を振り返った時、偉大なリーダー、芸術家は、全くの無産の家からは出ていないことに気づく。
 したがって、問題は、子孫が、より良い人生を手にするために、どのようにサポートをするかという点にある。
 「美田の残し方」に眼目があるのである。


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