会社が順調であれば、社長はすることがないかもしれない。特に、事業形態が確立していて、人に任せられるときは、そうだろうと思う。
 逆に会社が逆境にあるときは、気が休まらないだろう。
 こうした振幅があるだろうが、社長は、従業員と全く同じ仕事をするものではなく、顧客の応対にきりきり舞いということはないだろう。結局、暇に映る。
 しかし、暇そうに見えるときこそ、何をするかの真価を問われることになる。野球のトップバッターであれば、どんな球でも手を出すのではなく、打つべき球を狙って打つことになる。一振りすれば良いのだと思う。この状態を暇とは言わないだろう。
 社長は、時間つぶしになってはいけない。何をなすべきか、常に考え、準備することになるだろう。


シェアする