株価の低迷
革新的な科学技術の発明がなくなったことが、世界的な株価の低迷の根本にあると言う考え方がある。
たしかに、ダウ・金倍率が、1999年から低下し続けている。1999年は、IT(情報技術)ブームの年だった。ダウ・金倍率は、30年から40年の波で動くと言うことであり、大底は2倍割れなので、反転はまだ先ということだろうか。
企業は、パテントを含め、研究開発が重要であることを認識されていると思うが、自社で何か革新的な技術が生まれているだろうか?弁護士の仕事の上では、IT以来、革新はないように思うが。
週刊新潮で、マスコミなどで名だたる人たちの資産構成が紹介されていたが、株式は少なく、普通預金が多い。
こうして見てくると、悲観的になってしまうが、科学技術に関連した企業の記事も見つけられる。熱核融合炉の素材受注、超電導モーター開発などがある。科学技術の展開は、イメージしにくく、評価しにくいのだろう。
しかし、「一番でなければ、いけないんですか?」という発想ではなく、少なくとも科学技術では、一番を目指さなければいけないだろう。