弁護士として仕事をしていると、親から、その嫁(婿)に対する愚痴を聞く機会も多い。自分が50歳を過ぎてくると、多くなったと思う。こうした話は、自分にとっては、予行練習になる。
 結婚は、自分で相手を選べるが、親としての嫁(婿)は、多くの場合、自分では選べず、突然やってくる感が強い。
 弁護士としては、離婚の相談は、法律問題として対応できるが、親から見た嫁(婿)の問題は、法律問題として対応しにくい。もちろん、親族間の円満調整として調停はできるが、話し合い以外に、解決の手法はそろっていないように思う。
 我慢は必要だとは思うし、多くの場合、我慢しているのだと思うが、親から見た嫁(婿)の問題について、解決の手法を研究する必要があると感じている。


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