離婚で財産分与が問題となったとき、夫(または妻)は、財産がどこにあるかわからなくて、悔しい思いをすることがあります。
 「自分はこれだけ働いて、稼いだのだから、預金がこれぐらいあるはずだ。」と言っても、どこの銀行のどの支店に預金があるのかがわからないと、調べることは大変です。
 住まいや働いている場所の近くの銀行を利用していると推測して、そこに裁判所を通じて調査をかけることはできますが、何の関係も見い出せない場所に預けられていると、そこを見つけ出すことは非常に困難です。
 夫婦の財産を、日ごろから(離婚の危機のないときに)どのように管理するのかは、よく考えておかなければならないテーマです。


シェアする