現在、成功している大企業も、多くは小さな段階からスタートしている。
 これは当然のことだろうが、小さな段階のときのことを、当時の経営者(多くは創業者)にそれとなく聞くと、現在の形を予定していたとしか思えないことに出くわす。大きくなれば、計画を立て、それを目指して努力することは普通になるだろうが、小さな段階でも、同じように考えている。
 「小さな段階でも計画は立てるよ。」と言われるかもしれないが、多くは、小さな段階から目標を少し上げたものだろう。
 「初めから大きな目標を立てることはない。」と言われるかもしれない。確かに大風呂敷を広げることは、フォロワーにとって、実現可能性がなく見えてしまうので、効果的でないかもしれない。しかし、構想は必要だろう。構想がなければ、そこにはたどり着かないように思う。
 小さな段階から大きな構想を持ち、そこに向けて着実に実行してきたという形が必要だと思われる。そうでなければ決意は揺らいでしまうだろう。


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