国内企業の3分の2が後継者難だといわれる。
中小企業の経営者の子供が事業承継する割合は、40%程度にすぎず、20年前の約半分であるとのことである。
この事実は、この20年間の中小企業の経営が厳しくなったということの表われである。原因は、2004年をピークに、日本の人口が減少し、マーケットが縮小していること、その中での世界的な競争の激化、円高(愛知県は工業が中心)などが言われる。
給料を支払う人は、それを受けとる人よりも保護されていない。
経営者は強い立場であることを前提とした法制度であるが、必ずしも現実的ではないように感ずる。
しかし、経営者は、泣き言を言っていても仕方がなく、現在の状況を乗り越えていかなければならない立場にある。
M&Aは、以前から使われてきた言葉であるが、経営者の出口として、真剣に考えられるべき時代であると思われる。