親は、子と離ればなれになっているとき、子と会う権利があります。(面会交流権)

しかし、権利だからと言っても、現実に子と会うことが難しいことは、よくあります。

相手方が「何が何でも会わせない」と子を抱え込んでしまっている場合、面会交流が権利だと言っても、その権利の実現は困難を伴います。相手方が抱え込んでいる子を、無理やり引き離して連れてくることは現実的ではないからです。

この場合、相手方に対する地道な説得がどうしても必要でしょう。

北風と太陽の話と同じように、権利主張を一方的にするだけ(北風)では、目的は実現しません。何が相手方にとって「太陽」となるかを探さなければなりません。


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