たとえば、資金繰りが大変だという場合、数字を大づかみして、その変化を見ることは、有効だと思う。大づかみの仕方は、人それぞれだと思うが、支出については、たとえば、最終的な分類として、次の数値へとまとめる。
(1)事業のための人件費
(2)事業のための人件費以外の経費
(3)税・社会保険料
(4)消費(生活費)
(5)投資(不動産取得のローンがあれば、元金返済額。金利は、(2))

 この変化を見るだけでも、自分が今苦しいのは、ここにあると理解できる。(5)投資が、大きすぎるという場合もある。ここが正確につかめれば、気持ちが楽になると思う。気持ちが楽になると、対策を考えることもできるようになる。借入金の返済が、急ピッチであるならば、がんばり続けるのか、すこし緩和してもらうのか考える必要がある。
 逆に、(5)投資にあたるものが、全くないとすれば、危機感を持つべきだと思う。何かを削減する必要がある。そもそも収益性が低いのかも見当が付く。


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