社会は、道路を走る車の流れで説明できる。

複数車線を、多くの車が走るとき、次のような車が出てくる。
 前の車との車間距離を不相応に広くあける車
 車線を無理に変更して、事故を起こしたり、起こしそうになったりする車

前の車との車間距離を不相応に広くあける車は、ゆっくり自分のペースで走りたいのだろう。「狭い日本 そんなに急いで どこへ行く」という標語が採用されるくらいに、日本は、スピード制限には前のめりだが、効率には無頓着な社会だと思う。
しかし、すべての車が車間距離を1キロメートルあけたとしたら、どうなるかを考えてみれば、明らかだ。後ほど渋滞する。恐ろしく非効率な、道路を浪費する社会となるだろう。

社会福祉でも、同じように実感することができる。社会福祉の必要性は認めるが、効率的な運用をしなければ、財政は破綻することは明らかだ。年配者だけが、自由気ままな福祉を享受すれば、若輩者は、支えきれないだろう。

したがって、社会は、効率のために、一丸となって進む必要がある。道路に例えれば、車間距離は、事故防止のために必要な距離をあけるものの、それ以上あけてはならず、アリの隊列のように進む必要がる。

車線を無理に変更して、事故を起こしたり、起こしそうになったりする車は、非効率を何とかしたいと考えるから出てくる。隊列のように進むならば、車線を変更する必要性は、出入り口近辺くらいしかなく、それ以外は、禁止してもいいくらいだろう。事故も減るだろう。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年12月12日 | Permalink