子孫(後輩)に残すものの要件

 子孫(後輩)にとって管理しやすいものであることが大前提だろう。
 父の会社は、管理しにくいのが一般である。
 大きな家は、維持にコスト(修繕費、固定資産税)がかかる割に、扱いにくいし、喜ばれない。子孫は、自分と趣味が違うし、もらった家は感激度は低い。
 遠方の不動産は、子孫(後輩)でなくても管理しにくい。
 上場株は、管理しやすいものだと個人的には考えるが、日々の動きが気になるようだと管理しにくいものとなるだろう。
 墓、仏壇となると、話題にするだけでもバチ当たりかもしれないが、考えてみるべきだろう。先祖を想えば、多少の不便は覚悟すべきだと言えるだろうが、子孫(後輩)は自分と同じに考えてくれない。
 蔵書は、その本が好きな人には宝の山、好奇心の遊ぶ場となるだろうが、移動は大変である。
 美術品は、その価値がわからないと苦痛となるだろう。
 写真は、人によるだろうが、捨てにくい。しかし、量が多すぎると、とても管理できないし、何の写真かも、時間が経過するほど、わからなくなる。


投稿者名 管理者 投稿日時 2008年11月11日 | Permalink

時間の経過の中で1人の人間を考える。

 最近、風に飛ばされて、拾いにくい所に落ちた洗濯物を、毎日のように見ている。白い物もだんだんと土の色になり、形もくずれ、小さくなっていく。時間の力は偉大であり、誰もコントロールできない。全ては自然に還っていく。
 人間を構成する細胞は、一定の時間の経過で死ぬと聞いたが、構成要素はどんどん替わっていくものの、その人本人は死亡するまで、別人となってしまうものではない。(正確に言えば、その人本人は変わっていっているのであろうが、別人と言えるほどの変化ではないということだろうか。)
 人間を構成する細胞と同じように、会社・組織を構成する人・物は変わっていくが、会社・組織は継続していると考えるべきなのだろう。人間と会社・組織をパラレルに考えて良いのかどうか自信がないが、直観的には、なんとなくわかる気がする。
 このように考えてくると1人の人間の位置づけは小さく感じられるが、過大視するよりも健康的だと思う。


投稿者名 管理者 投稿日時 2008年11月04日 | Permalink

家族の心情

ファミリーのことを考えるとき、家族の心情にあった判断をすることは、必要だと思う。

ご先祖様に「よくやった」と言われて、ゴールしたい。
子孫の活躍ほど、うれしいものはない。
こういった気持ちは、大事にしたい。

しかし、「兄弟は、公平に扱いたい。」「兄弟は、公平に扱われるべきだ。」という考え方は、検討が必要だろう。
昔、相続で、兄弟が田を分けることを、「たわけ」といって、たわけ者のすることと警戒していたと聞く。

家族の心情は、尊重するものの、誰かが、合理的な判断をしなければいけない場合があると考えるべきだろう。


投稿者名 管理者 投稿日時 2008年10月16日 | Permalink

人生の目的とは何か

 人生は、祖先から受け継いだDNAの本領を発揮させることである。表現の仕方が科学的に正確かどうかはわからないが、感覚としてとらえていただきたい。


投稿者名 管理者 投稿日時 2008年10月09日 | Permalink

計画実現のための法的スキーム

 計画実現のための法的スキームとしては、次の方法を選択し、組み合わせることになる。
 1 規約
 2 契約
 3 信託
 4 遺言

 具体的には、会社設立(法人化)、会社分割、種数株の発行、持株会社化など、法務面、税務面での検討を行ないながら、計画する必要がある。


投稿者名 管理者 投稿日時 2008年10月02日 | Permalink

ファミリービジネスの観点から、離婚をどのように考えるか。

 離婚を考える前に、夫婦間の愛情、親子間の愛情について、十分考えるべきだ、というのが私の実感である。
 民法の離婚原因として、「不貞行為」が第1に記されている(民法770条)。

  1 配偶者に不貞な行為があったとき
  2 配偶者から悪意で遺棄されたとき
  3 配偶者の生死が3年以上明らかでないとき
  4 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき
  5 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき

 立法担当者が、どのような価値判断で、このような順位を定めたのか、私は、詳しく検討したものではないが、私の実務経験上の感覚からは相当にずれていると言わざるをえない。

 離婚を考えるべき状況
  1 配偶者からの暴力が一方的に連続するとき
  2 悪意の遺棄
  3 配偶者の生死が明らかでないとき(3年を待つ必要はない)
  4 強度の精神病で回復の見込みがないとき

 離婚を考える前に今一度立止まって考えるべき状況
  1 不貞行為
  2 浪費

 一般的には離婚を考える状況にないが、本来、離婚を考えるべき状況(また、離婚を認めるべき状況)
  1 夫婦間、親子間のコミュニケーションの欠如・不足
  2 思いやりの欠如・不足
  3 家計費(婚姻費用)を負担しないとき


投稿者名 管理者 投稿日時 2008年09月03日 | Permalink

ファミリーの歴史の編纂

人生の後半になったら、自分の歴史を含めて、ファミリーの歴史を編纂してほしいと思う。

自分の歴史資料は、余分なものまで残してしまうし、逆に、自分以外のファミリーの資料は、なかなか集められないが、ある物は捨てられない。
しかし、このような傾向があることを踏まえ、大胆に、取捨選択してほしい。

時間の経過とともに、何が残すべき資料か、判明すると思う。時間の経過の中で、徐々に判断してほしいと考えている。


投稿者名 管理者 投稿日時 2008年08月28日 | Permalink

事業戦略

 弁護士は、職人であって、自分で聞きとり、調べ、文書化して裁判手続などの業務を行なっている。そのような業務方法をとっていない弁護士もいるだろうが、少なくとも弁護士としてのスタートは、職人だったと思う。したがって、努力の意味を自分の体で把握している。
 しかし、いろいろな企業の相談を受け、取締役会や種々の会議に参加し、企業の様子を見ていると、日常の業務とは別の判断業務があることに気がつく。これは、弁護士だけでなく、職人であった人がどこかで気がづく問題なのだと思う。
 この日常業務とは別の判断業務が事業戦略なのだと思う(戦略と戦術の違いとか、いろいろあるかもしれないが、ここではあまりむつかしくとり上げていない)。
 世の中では「額(ひたい)に汗する」ことを尊ぶところがあるが、日常業務に忙殺されているときは、事業戦略を考えなければいけない時期なのだろう。


投稿者名 管理者 投稿日時 2008年08月18日 | Permalink

金融機関との付き合い方

 経営発表会として、何社(行)かの金融機関に集まってもらい、経営者が会社の状況を説明し、今後の見通しや決意について語ることは有効だと感ずる。
 ただし、金融機関だけが集まると、互いに牽制があるため、固い雰囲気になるようである。銘酒の飲み較べ会のような楽しい状況を作ったりして工夫している会社もある。
 どのようなやり方を選ぶかは、各経営者の個性により、自分の得意なやり方で良いと思うが、継続して経営発表会を行なうことが大事である。


投稿者名 管理者 投稿日時 2008年08月04日 | Permalink

学校の選択

 我が家では、中学受験、大学受験を経験した。
 幼稚園から始まって小学校、中学校、高校、大学、大学院と受験の連続である。難関の学校への入学実績が大きな判断材料となっているようである。もちろん、そうでない基準で学校を選んでいる人もいるだろう。
 しかし、自分自身や子の受験を通じて感じるのは、学校を選ぶのは本人(子)であるという点である。
親が子を、その気にさせたならば、子は自らの意思として進むのかもしれないが、どんな形であれ、出願するのは本人である。
 幼稚園や小学校は、親が決めるしかないではないかと言われるかもしれない。確かに子にとって良い環境を考えられるのは、幼稚園や小学校では親かもしれないが、それでも本人の自覚は重要だろう。
 今でもよく覚えているが、私が幼稚園に初めて行ったとき、近所の子と一緒に、タクシーか誰かの車で出かけた。幼稚園バスではなく、最初は、親と一緒に行ったのである。そのとき、これから「勉強」というものをするのだと随分緊張っして行ったことを覚えている。すぐに「勉強」などというものはないことが分かり、問題児として自由に振舞ったのであるが、最初は、幼稚園という新しい場所について、すごく自覚していたのだから不思議である。
 学校は、本人が選んだのであれば、納得するであろう。


投稿者名 管理者 投稿日時 2008年08月01日 | Permalink