投資と消費

 スリーサークル・モデルの1つの視点である「ファミリー」の視点からは、生活の維持や楽しみが重視され、消費という方向へ進みがちである。
 しかし、もう1つの視点である「経営」の視点からは、投資効率を重視することになり、どこまでも投資を考えていくことになる。
 スリーサークル・モデルの「オーナーシップ」の考え方が、この対立を調整することとなるだろう。
 一般に、創業者世代は、投資を追及し、ビジネスの成長を第1に考えるだろう。そこでのオーナーシップは、未来に向けた基盤づくりであり、その所有である。ここでは、未来をどのようにしたいのかが問われるところであるが、意外に漠然としていることも多いかもしれない。
 ところが、第2世代になってくると、創業者の苦労を見ている場合、その考え方への共鳴はあるものの、お金は使ってこそ活きるという考え方が出てくるだろう。
 さらに、第3世代以降になってくると、お金の使い方(消費)へと進んでいくことになる。そこでは、所有し、収益を再投資するのではなく、収益からの配当を求めることになる。
 オーナーシップは、日本語では、所有(権)と記されるが、投資と消費のバランスを誰がどのようにとるのかが明確にされなければならない。


投稿者名 管理者 投稿日時 2008年07月28日 | Permalink