中高一貫教育の是非

 中高一貫教育は、大学受験に向けた体制として評価されてきたものと思う。
 ある程度の能力のある生徒を集め、6年間のカリキュラムを前倒しで進め、最終年は受験に向けた万全な準備をすれば、相当な成果は出るだろうと思う。
 
しかし、日本の一流大学と呼ばれる大学に入学することの意味は、各家庭ごとに考え直してみるべきだろう。
 大学に入学すること自体ではなく、そのプロセスで身についたガッツの方が意味があるのではないかと思う。また、大学受験で身につけた能力は、本当に使えるものなのかも検証されるべきだろう。自分の経験で振り返ると、文章作法やノートのとり方といったものは役立っていると思うが、コミュニケーションのための英語という点では課題が大きいように思う。

 逆に、中高一貫教育の難点は、中学受験があるということである。
 小学校高学年から中学受験のために夜遅くまで塾に通うのは、子供の健康面で弊害が大きいように思う。
 


投稿者名 管理者 投稿日時 2010年09月07日 | Permalink