時間の経過の中で1人の人間を考える。

 最近、風に飛ばされて、拾いにくい所に落ちた洗濯物を、毎日のように見ている。白い物もだんだんと土の色になり、形もくずれ、小さくなっていく。時間の力は偉大であり、誰もコントロールできない。全ては自然に還っていく。
 人間を構成する細胞は、一定の時間の経過で死ぬと聞いたが、構成要素はどんどん替わっていくものの、その人本人は死亡するまで、別人となってしまうものではない。(正確に言えば、その人本人は変わっていっているのであろうが、別人と言えるほどの変化ではないということだろうか。)
 人間を構成する細胞と同じように、会社・組織を構成する人・物は変わっていくが、会社・組織は継続していると考えるべきなのだろう。人間と会社・組織をパラレルに考えて良いのかどうか自信がないが、直観的には、なんとなくわかる気がする。
 このように考えてくると1人の人間の位置づけは小さく感じられるが、過大視するよりも健康的だと思う。


投稿者名 管理者 投稿日時 2008年11月04日 | Permalink