A9 コブラ(CoBrA)  

 コペンハーゲン、ブリュッセル、アムステルダムの出身者で作られたコブラと称するグループは、当時の美術の主要な拠点であったパリ、ニューヨークと距離を置く立場であったと言われる。このような少数派としての自覚と、それでいてグループとしての主張は、美術の世界では、よく見られることだろうと思う。
 カレル・アペルは、抽象化する中でも具体の姿をどこか維持しており、それは、具体的なモチーフからの率直な本質表現なのだと思う。


投稿者名 管理者 投稿日時 2011年12月01日 | Permalink