C3(4) 本音と建前

 裸婦画は、神話を借りた男の楽しみ(欲求)であった。
 人間は、昔からさほど変わっていない。変わってきているのは、説明の仕方である。
 説明の仕方は、そのときの社会の規範による。
 社会の規範は、大陸が移動するように変わりうる。
 裸婦画の所持(本音)が許されるのも、説明の仕方(建前)の問題だろう。
 説明の仕方の問題で、アートを論ずるのは、滑稽になるだろう。
 抽象表現主義がコンセプチュアル・アートまで行き着くと、説明の仕方の議論となり、人の心から離れてしまうだろう。


投稿者名 管理者 投稿日時 2011年11月30日 | Permalink