不動産の売却vs収益の向上

不動産を持つ者にとって、不動産の売却と収益性の向上とは、どちらの道を行くのか、常に選択を迫られる課題だ。

不動産をただ持つだけという人もいるかもしれないが、それは、単にこの問題を避けているだけだろう。

不動産の譲渡益は、経済の変化をうまくつかむことにより、大きなものとすることができる。
 この体験をした人は、譲渡益こそ拡大・安定の礎だと考えるだろう。
 しかし、経済の変化は、誰でも把握することができるものではない。未来は、人間にとって、完全に予測できるものではない。
 経済の変化ばかりに気を止めることは、現実の生活を楽しむことを失わせる。今、現にあるものを楽しむことも必要だ。

収益性の向上を考えることは、今、現にあるものを楽しむことに通じる。
 収益性の向上を考えることは、効率が悪いかもしれない。しかし、人間の時間を楽しむことも考えるべきだろうと思う。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年03月24日 | Permalink