企業が給料を上げられないのは、当然のことだ。

裁判官は、基本的に、給料は従業員の同意がなければ下げられないとする。
したがって、会社(事業主)は、給料をいったん上げたならば、それに拘束されてしまう。
逆に、給料は、上げなくとも、法律違反ではない。

給料を上げると、社会保険料の事業主負担も上がってしまう。
 社会保険料が上がっていれば、給料が少し上がっても、従業員の手元に残るものは、少なくなる。

こうした状況の中では、給料を上げられないのは、当然のことだ。

もちろん、給料を上げないと、人手を確保できないということはありうる。
しかし、無人化は、今後さらに進むであろうし、従業員を使わなければならない仕事について、根本から見直してみる柔軟さが必要だろう。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年08月18日 | Permalink